教育業
株式会社日本能率協会マネジメントセンター ラーニングデベロップメント本部テーマ開発部DX開発センター長
萩谷俊之
キャリアコンサルティングの課題をシステムの力で解決
ー開発中のプロダクトについて、内容や開発の想いなどをお聞かせいただけますか?
制作しているプロダクトは、キャリアコンサルタントのマッチングアプリケーションサービスになります。
多くのキャリアコンサルタントの中から、自分に合いそうな人、相談したい人を選んでその人と簡単に面談ができるというツールを作っています。
開発した理由の1つは、私自身がキャリアコンサルティングの面談を受けて、すごく良いものだなと思ったからです。
自分のキャリアを整理する際に、身近な人に話してしまうと現状の延長線でしか考えられなかったり、社内の人に相談する場合は、社内のパワーバランスが理由で話しづらいなど、なかなか本音が出てこないことが多いです。
私が面談を受けた時に、自分が一体何をやっていきたいのか、どんな風にキャリアを積んでいくべきなのかをフラットな目線で引き出してもらえて、頭の中がとてもスッキリしたので、もっといろんな人にやってもらえたらいいなと思ったのが最初のきっかけですね。
2つめの理由は、以前お客様からのご要望でキャリアコンサルタントの紹介や面談の日程の調整などを行っていたのですが、自分が話を聞いてほしいと思っていた人とは全然違うキャリアの人が当たってしまう、というようなミスマッチがあったので、これをシステムの力で解決してもっと良いものにしていけると感じたからです。
この2つの要因が重なり事業化してみようと内部で企画をあげたというのが開発の経緯になります。
「柔軟な対応」でシステム開発をすべてお任せ
ーでは、ご依頼内容について改めて教えていただけますか?
システム開発、実際手を動かす部分を全てお願いをしています。
弊社はプロダクトの方針を決めたり、どういうものが欲しいか、どう実現していただきたいかという要件をまとめるところまでを行い、それを実際に作るフェーズは基本的に全て今クリーヴァさんにお願いをしています。
ーご依頼の背景についても教えていただいてもよろしいでしょうか。
アジャイル開発ができて、プロダクトの成長具合によって柔軟に人の増減に対応できるような会社を探していて、何社かに声かけさせていただいたりネットで探したりした中で、一番我々の要望を汲み取ってくれ、コスト面でも他に比べて柔軟にしていただけたクリーヴァさんにお願いをすることにしました。
ーご依頼の決め手について、具体的にどのようなニーズにマッチしていたかを終えてください。
正直一番大きいところは「柔軟な対応」だと思っています。
継続して同じような粒度でお仕事を依頼するというよりも、急いで開発しないといけない時に、柔軟に対応していただけているのが助かっています。
基本は1~2名くらいの少人数のチームで動いていただき、必要に応じてデザイナーにも入っていただくというような対応がありがたかったです。
また、現在担当していただいている方は、実際に自分でコードも書きつつビジネスのお話もできる方なので、コミュニケーションが円滑に取れるという点もとてもありがたく、そこが安心してお任せできる決め手になったと思います。
改善要望はすぐに反映してくれて、社内外の評判も良好
ープロダクト完成後の効果について、追加された機能やこのプロダクトに対する評判などお聞かせいただけますか?
機能の追加で言うと、元々あったベースの部分を検証して必要となった機能を実装していただいているので、現状のほぼすべての機能を担当していただいたと思います。
社内・社外含めた反応については、今のところ三方良しの反応をいただいています。
ご利用いただいている人事担当者からは、「キャリアコンサルタントと受講者の日程調整がとても大変だったので、ツールの導入でそれがワンストップですぐにできるようになり非常に助かっています。」というお声をいただいています。
弊社内では、今まで人材育成や研修など対人で行ってきたアナログの業務を自動化できたことが一番良かった点ですね。
研修をした後の伴走型の教育や、キャリアコンサルタントの面談の効果を持続させていくところも含めて提案ができるようになったので、従来に比べて提案の幅も広がりました。
登録してるキャリアコンサルタントからも「他社のツールと比較して、機能が必要最低限でシンプルで使いやすい」という評価をいただいています。
細かい修正希望が出てくることもありますが、基本的には全体を通してとても良い評価をいただいてるので大変ありがたく思っています。
ー今後の展望や構想をお聞かせください。
クリーヴァさんに依頼して一番良かったと思っている点は、お客様やユーザーから改善要望があった際にすぐにそれを反映してくれるところです。開発の段階でずっと一緒に伴走していただいているからこそ細かな修正ができるところが非常に強みだと思っているので、今後もお客様やユーザーの声で必要な部分を開発に落とし込んでいくということを一緒に行っていけたらと思っています。
株式会社日本能率協会マネジメントセンター ラーニングデベロップメント本部テーマ開発部DX開発センター長
「学びのデザイン事業」「時間〈とき〉デザイン事業」 の2大ドメインの配下に3つの事業を展開し、自分らしさを実現したい全ての人を支援する成長伴走カンパニーとして大きな飛躍を目指しています。キャリアコンサルティング面談サービス「Knotter(ノッター)」運営。