エネルギー業
株式会社プラゴ
岡田 侑弥
充電ステーション整備のオペレーションをシステムの力で解決
ー開発中のプロダクトについて、内容や開発の想いなどをお聞かせいただけますか?
もともと弊社は電気自動車の充電サービス事業を展開しています。ガソリン車でいうとENEOSさんとか出光さんがされている業態に近いのですが、電気自動車に乗っている方が我々のステーションで充電され、その際の料金が我々の売り上げになるといったサービスです。
我々はベンチャー(2018年設立)でして、2023年頃からステーション数を増加させていく、グロースの時期となっていました。しかし、数百件ステーションを設置していくなかで、管理・請求などの業務、例えば設置場所のオーナーさんへの収益配分などをすべて人力でオペレーションしていました。
1番のターニングポイントであり、重要性が一気に高まったのは2023年の8月ぐらいです。大型の小売店舗様の国内数百カ所の店舗にステーションを整備するという話をいただき、これまでのオペレーションでは追い付かない状況になってしまいました。
もともと自社で開発していたオペレーションのための管理用システムはあったのですが、サービスそのものにリソースを取られていて、オペレーションの改善までは押さえられておらず、外部のSESさんを使うニーズが生まれたのです。
クリーヴァさんにこの領域をチームのような状態で手伝っていただき、管理用のシステムやツールの開発をお任せしています。
「柔軟に」かつ「0→1で」管理系ツールの開発をすべてお任せ
ーでは、ご依頼内容について改めて教えていただけますか?
具体的に言うと、いわゆる管理用ツールの開発です。事実上0→1でプロダクトを作らなくてはいけない状態でした。ざっくりした要件は弊社でも作ってはいましたが、いわゆる詳細要件定義や画面構成などを考えるところから入っていただきました。フロントエンド・バックエンドともにメンバーをアサインしていただいて、各領域についてプロフェッショナルであるメンバーにご参画いただいているようなイメージですね。
ーご依頼の背景について教えていただいてもよろしいでしょうか?
元々、クリーヴァの宮崎社長と、別件で何回か打ち合わせさせていただいたことがありました。プラゴとしては今回が初めての相談だったのですが、ヒアリングや見積もり、必要な人員も迅速に集めてくださったところがクリーヴァさんのいいところだと思います。
今回プロダクト(管理系のツール)を0→1で作るにあたり社内でアサインできる人員が不足した状態でしたが、必要な要素をすべてスピード感を持って集めていただきました。また、中長期的にみてもどれくらいリソースが継続して必要かも分からない状態でしたが、クリーヴァさんだと増減や人の入れ替えも対応いただける、そんな柔軟性が非常にマッチしたのだと思います。
ーご依頼の決め手について、具体的にどのようなニーズにマッチしていたかを教えてください。
もちろん他社との比較もし、相見積もりも取りました。ほかにも弊社はそもそも社内にもフリーランスのエンジニアさんがいるのですが、それだとアサインするまでのスクリーニングコストがかなりかかります。
例えば、各エージェントさんから10人ずつを5社、つまり50人ぐらい提案いただいたとします。それを弊社でスクリーニングし、場合によっては面談も実施してようやく1人2人選ぶというフローになり、しかもそこからチームを形成するのも弊社ですることとなります。
しかしクリーヴァさんなら、品質を担保していただいているうえチーム形成も任せられるため、最初の立ち上げのコストも低いと感じました。
あとは技術的知見というか、弊社の技術とのマッチングも大きな要因です。他社さんだと標準的に使っている技術が固定されている場合も多々あります。例えば「うちはAWSやLaravelでやります」といった具合ですね。元々弊社は他のプロダクトを開発していてバックエンドはある程度共通していたので、技術面でも対応していただけたのは決め手の1つになりました。
人為的な作業を自動化できてミスや不具合件数も減少
ープロダクト完成後の効果やこのプロダクトに対する評判などお聞かせいただけますか?
ゼロからプロダクトを開発し、、社内からはオペレーションが改善されたという声が上がっています。
今までは、新規のステーションを新しい店舗に設置する際に、人力でオペレーションを行っていました。例えば色々な設定であったり、いろんな関連情報をシートで管理したりといった作業が必要でしたが、そうなると人為的なミスが発生して不具合につながるケースも過去にありました。
しかしプロダクトにより自動化されるとミスも減り、不具合件数も減ってきています。人力での作業の一部がなくなったというイメージです。もちろん不具合は他の影響に起因する場合もありますが、実際定量的にも結果が出ていると感じています。
ー今後の展望や構想をお聞かせください。
クリーヴァさんとゼロから立ち上げたプロダクトを基本的には継続していきつつ、まだ弊社で実現していきたいことがあるため、引き続き一緒に作っていけたらと思っています。中期的にこのプロダクトをさらに発展させていきたいです。
株式会社プラゴ
「エネルギー」と「サービス」の2つをかけ合わせたイノベーションによって社会全体に持続可能な価値を提供するSocial Centered Designの実現を目指しています。グリーンエネルギーでのEV充電サービスを提供。